車もスマートフォンのようにハードではなくソフトの時代に。ニッポンの“デジタル赤字”の解消につながるか注目です。
記者
「エアコンの温度を20℃に下げて」
パナソニックオートモーティブシステムズとマツダが公開したのは、カーナビやエアコンなどを統合して制御するソフトウェア基盤です。
通信によってスマホのようにソフトウェアを更新し、車を買い替えなくても新たな機能が追加できます。
パナソニックオートモーティブシステムズ SDVコンピューティング事業統括部 中村知樹 統括部長
「重要なのは購入した時点で完成するのではなく、時代の変化やお客様のニーズに合わせて、機能をアップデートし続けられること」
トヨタも去年発売した車に独自のソフトウェア基盤を初めて採用しました。ただ、スマホを手がける中国のファーウェイやアメリカのテスラもこうしたソフト制御の車の開発を急いでいて、スマホ市場のように海外勢に席巻されないかが課題です。
経済産業省によりますと、海外製の車載ソフトウェアのライセンス料などの支払いは、統計に表れにくく、「隠れデジタル赤字」と呼ばれています。
今後、海外製のソフトの利用が広がった場合、赤字は2035年には、自動車分野だけでおよそ1.3兆円に上る見通しを示しています。車を売っても、利益は海外へ流れるリスクが懸念されているのです。
パナソニックオートモーティブシステムズ SDVコンピューティング事業統括部 中村知樹 統括部長
「当然我々も危機感を持っておりますので、日本発で作っていくことが今後重要」
「クルマ」を売る時代から「ソフトウェア」を売る時代へ、日本の自動車産業は転換点を迎えています。
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