(ブルームバーグ):欧州の一部主要国は、ホルムズ海峡を通航する船舶が、イランとオマーンに通航手数料を支払わざるを得なくなるとの見方を受け入れつつある。事情に詳しい関係者が明らかにした。
同関係者は非公開の協議に関する内容であることを理由に匿名を条件に述べた。このうち2人は、イラン戦争後に何らかの手数料が導入されることについては既定路線との認識を示した。
湾岸アラブ諸国の一部当局者も非公式には同様の見方をしているが、必ずしも各国政府の正式な立場ではないと関係者は述べた。
手数料の種類や金額は依然として明らかではない。一方、米国と湾岸アラブ諸国は、イランとオマーンがホルムズ海峡の通航に関して、いかなる料金も課すことはできないとの立場を維持している。国際海事法との整合性に加え、他国が別の海峡や水路でも料金を徴収する前例になりかねないとの懸念がある。
関係者によると、欧州各国は追加コストの発生を受け入れつつある一方で、イランとオマーンの当局者に対し、船舶の国籍によって扱いを差別しないよう求めている。また、英国やフランスなど欧州諸国は、ホルムズ海峡での機雷除去を支援する国際的な海事連合の創設も働きかけているが、恒久的な和平合意に向けた交渉の進展次第になるという。
オマーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェートの各国は、ブルームバーグのコメント要請に対し、回答を控えるか、応じなかった。
バーレーン政府は声明で、ホルムズ海峡を通航する船舶に対するいかなる料金や通行料についても、受け入れた事実はなく、その意向を示したこともないと表明した。
同政府は「同海峡を通る国際船舶の自由で妨げのない通航は国際法上の問題であり、交渉の対象ではない」との見解を示した。
原題:European Nations Now Believe Some Hormuz Fees Are Inevitable
(抜粋)
(第2段落以降を加えます)
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