米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキースは11日、プライベートキャピタル大手アポロ・グローバル・マネジメントから26億ドル(約4100億円)の資金提供を受けることで合意したと発表した。アポロにとって、米国のスポーツ分野で過去最大の投資となる。

資金提供は融資が中心で、一部は出資の形を取る。今回の合意は、ブルームバーグ・ニュースが7月に報じた内容を確認するものとなった。

発表資料によると、資金は球団の事業拡大と既存債務の借り換えに充てる。

Photographer: Ishika Samant/Getty Images

本拠地をニューヨーク市ブロンクス区に置くヤンキースは、米球界屈指の財力を誇る。スポーツ情報サイトのスポルティコは球団価値を90億ドル超と評価しており、世界で最も価値の高いスポーツチームの一つに数えられる。

ジョー・ディマジオ、ミッキー・マントル、ベーブ・ルース、デレク・ジーターといったスター選手を輩出してきた長い歴史を持つ。グッズにあしらわれたNYのロゴも広く知られ、世界で最も知名度の高いブランドの一つでもある。

ヤンキースは、実業家ハル・スタインブレナー氏とその一族が経営権を握るヤンキー・グローバル・エンタープライゼズ(YGE)が保有している。同社はイタリアのサッカークラブ、ACミランや米メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFCにも出資している。スタインブレナー家は引き続きヤンキースの経営権を完全に維持する。

スポーツ分野の資金提供を巡る競争は激しさを増している。アークトス・パートナーズ、CVCキャピタル・パートナーズ、アレス・マネジメントなどが、スポーツリーグやチームへの投資を拡大している。

アポロは、スポーツリーグやクラブへの長期的な資金提供に力を入れる一方、出資にも取り組んでいる。アル・タイリス氏が率いるスポーツ投資部門のアポロ・スポーツ・キャピタルは昨年、50億ドル規模の投資計画を立ち上げた。その後、スペインのサッカークラブ、アトレティコ・マドリードの過半数株主となった。

今回の資金提供に伴い、タイリス氏はYGEの取締役に就任する。

原題:Apollo Inks $2.6 Billion Financing Deal With NY Yankees (1)(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.