(ブルームバーグ):オーストラリアの総合インフレ率は年央に4.25%前後でピークを付ける見通しだ。従来予想を下回る水準で、原油価格の下落がインフレ圧力の緩和に寄与している。チャルマーズ財務相が明らかにした。
同相は28日、テレビ番組「インサイダーズ」で、原油安と中東和平協議の進展がインフレ鈍化を加速させたと述べた。
「停戦が定着することがどうしても必要だ」と同相は発言。「中東、とりわけホルムズ海峡を巡り、再び期待外れに終わる展開は避けなければならない」と語った。
5月の連邦予算に盛り込まれた財務省予測では、総合インフレ率は4-6月期を通じて5%となり、2027年半ばまでに2.5%へ低下すると見込まれていた。
同相は、中東情勢の不確実性を背景に「国内経済のインフレ率はなお望ましい水準を上回っている」と指摘。その上で、そうした水準に向けて「想定していたよりも進展している」と述べた。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)が政策金利を決定する際に重視する基調インフレ率の見通しについてはコメントを控えた。ただ、基調インフレ率も「予定より早く」鈍化しているとし、財務省予測の更新版を年央に示すと説明した。
基調インフレ率(変動の大きい項目を除いた年間消費者物価上昇率のトリム平均)は前年比3.6%上昇した。エコノミスト予想は3.5%だった。豪統計局が24日に発表したデータで分かった。総合インフレ率は4%上昇と、エコノミスト予想の4.3%を下回った。
豪中銀は今年3回の利上げを実施し、政策金利を4.35%とした後、6月会合で据え置いた。
原題:Australia’s Inflation Expected to Peak at 4.25%, Treasurer Says(抜粋)
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