(ブルームバーグ):米ソフトウエア大手アドビによると、米国内の全小売業者を通じたオンライン消費額は、アマゾン・ドット・コム恒例の大型セール「プライムデー」期間中に264億ドル(約4兆2700億円)に達し、アドビの予想263億ドルをわずかに上回った。
4日間のセールは26日に終了し、ウォルマートやターゲットなどの競合各社も同時期に販売促進キャンペーンを実施した。小売りサイトへの訪問状況を追跡しているアドビによると、期間中の消費総額は、昨年7月に実施されたプライムデーと比べて9.3%増加した。
アドビによると、小売業者の値引き率は前年とほぼ同水準。最も割引率が大きかったのは家電製品と衣料品で、いずれも平均約24%だった。また、BNPL(Buy Now, Pay Later=後払い決済)サービスの利用も引き続き広がっており、全注文の6.6%を占めたという。
このイベントは、消費者心理や購買意欲を見極める手掛かりになるため、多くの調査会社が注視している。
消費者調査会社ニューメレーターによると、ニューヨーク時間の26日午後4時(日本時間27日午前5時)時点で、1世帯当たりのアマゾンでの平均消費額は4日間合計で143ドルとなり、前年から8.3%減少した。5万9000世帯超の消費データを分析する同社によると、売れ筋商品はプロテインシェイクやごみ袋、猫用おやつだった。
プライムデーの動向を追跡している世界的なマーケティング会社PMGは、今年のアマゾンでの値引きは昨年のセールと比べて小幅だったと指摘した。
アマゾンはプライムデーの具体的なデータを公表しておらず、27日には「お客様から好評をいただき、うれしく思っている」とのコメントを発表した。一方、これに先立つ別の発表では、プライムデーに関する外部のデータソースは「正確ではないことが多い」としていた。
原題:Amazon Prime Day Total Online Spending Surpasses Adobe Estimate(抜粋)
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