オーストラリア政府は、米国とイランが先週、ホルムズ海峡の通航再開で合意したことを受け、一時的な燃料税減税を半減させる方針だ。

ガソリンとディーゼル燃料1リットル当たり0.32豪ドル(約36円)の減税措置は、7月からは0.16豪ドルに縮小される。同措置は3月から実施されており、今月で終了する予定だった。

チャルマーズ財務相は声明で、「これは、ガソリン価格の打撃を和らげ、オーストラリア国民の生活費負担を軽減するための、さらなる一時的な支援措置だ」と説明した。

政府は、支援規模を段階的に縮小することで、値下がりした燃料の買いだめを抑制するとともに、供給不足を防ぐ狙いがある。

減税措置の継続は、与党・労働党の支持率が右派政党ワン・ネーションに奪われつつある中で、有権者へのアピール材料にもなっている。

一方で、補助措置の延長には物価へのリスクを伴う。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は先週、政策金利を据え置いた上で、インフレ率は依然としてどちらに転ぶか分からないとの見解を示した。

政府によると、燃料税を1リットル当たり0.16豪ドル引き下げることで、65リットルの燃料タンクを満タンにする際の負担は約11豪ドル軽減される。

大型車両の利用者が支払う負担金も7月に0.16豪ドル引き下げられる。これらの措置による財政負担は合計で約4億豪ドルとなる見込みだ。

原題:Australia Tapers Fuel Tax Cut After US-Iran Deal to Open Hormuz(抜粋)

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