(ブルームバーグ):米資産運用会社アポロが日本での事業拡大加速に向け、T&Dホールディングスとオリックス傘下の生命保険会社買収の可能性を探ったと英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。そのうち少なくとも1件は、日本の規制・監督当局の反対に遭ったという。
事情に詳しい関係者2人が同紙に語ったところでは、アポロは日本で直接保険の引き受けが可能な保険業免許を持つ企業の取得を目指し、T&D傘下の太陽生命保険とT&Dフィナンシャル生命保険の買収を検討した。ソフトバンクグループの決済子会社PayPay(ペイペイ)は4日、T&Dフィナンシャル生命を買収し、生保事業に参入すると発表した。
FT紙によれば、アポロはオリックス傘下の生保買収も検討した。一連の協議は初期段階だったという。金融庁は、アポロなど外国のプライベートキャピタルによる買収に難色を示したと同紙は伝えた。
同紙によると、関係者の1人は「T&Dフィナンシャル生命の日本勢による買収が望ましいと考える強い意向が働いたことは間違いない」と話した。
生命保険協会によれば、日本は世界最大級の保険市場の一つであり、保険料収入の合計額は2024年末時点で36兆8000億円に上る。
アポロとオリックスはFT紙の取材に対しコメントを控えた。T&Dにも同紙がコメントを求めたが、返答はなかった。金融庁は個々のケースにはコメントしないと回答したという。
原題:Apollo Explored Buying Subsidiaries of T&D Holdings, Orix: FT(抜粋)
(金融庁の反応に関する情報などを追加して更新します)
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