IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、北朝鮮が新たに稼働したとして写真を公開した核物質の生産工場について、北西部・寧辺で建設中だった核施設と特徴が一致すると発表しました。

IAEAのグロッシ事務局長は8日から始まった理事会で演説し、北朝鮮の国営メディアが4日、新たに稼働したとして写真を公開した核物質の生産工場について、北西部・寧辺で建設されていた核施設と遠心分離機などの内部構造の特徴が一致していると明らかにしました。

北朝鮮メディアは、金正恩総書記が3日、この工場を視察したと報じていました。

グロッシ事務局長は、北朝鮮メディアが、金総書記が「兵器級核物質の生産能力は従来の2倍を上回る水準に達した」と述べたと報じたことなどをめぐり、「深刻な懸念事項だ」と強調しています。

また、イランをめぐる核問題については、去年6月のアメリカなどによる攻撃以降、イランが保有していた高濃縮ウランの状況を確認できておらず、核拡散の懸念が生じていると指摘しました。