欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)は5日、ユーロ圏の域内総生産(GDP)確定値が今年1-3月(第1四半期)に前期比0.2%減少したと発表した。アイルランドのGDPが大幅に落ち込んだことが響いた。

ユーロ圏の1-3月期実質GDP:確定値(表)

ユーロ圏GDP改定値は0.1%増加だった。アイルランドのGDPは12.1%減少と、改定値の2%減から大幅に修正された。

アイルランドには多数の多国籍企業が拠点を置いているため、その動向がユーロ圏全体の統計に影響を及ぼすことも多い。第1四半期の大幅な下方修正で、域内経済の今後の動向を見極めることが一段と難しくなっている。

こうした状況は、イラン戦争の影響を評価し、適切な金融政策対応を調整しようとする欧州中央銀行(ECB)の課題をさらに複雑にしている。

アイルランドでは、多国籍企業の活動が第1四半期に27%減少した。一方で、国内経済の実勢を示す指標はより堅調な動きを示した。経済実態をより正確に映し出すとされる修正国内需要は、個人消費の伸びを背景に0.6%増加した。

原題:Euro-Zone Economy Shrank at Start of Year Because of Ireland (1)

(抜粋)

--取材協力:市倉はるみ、Joel Rinneby、Kristian Siedenburg.

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