CLSA証券では、釜井毅生エグゼキューション・サービス統括本部長ら日本証券部門の幹部4人が最近退職した。文化的摩擦や競合他社からの高額報酬オファーをきっかけに中国系の同社から離職する例が相次いでいる。

事情に詳しい複数の関係者によると、過去数週間の退職者には、日本の機関投資家向け株式責任者を務めていたオリバー・マシュー氏、株式担当上級幹部ヘンリー・ラッセル氏とウォーレン・キム氏が含まれ、釜井氏も最近辞職した。

非公開情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、釜井氏とキム氏は数カ月以内にバークレイズに移籍する予定だ。

日本の金融市場と合併・買収(M&A)が勢いづく状況を好機と捉え、ウォール街の金融機関が関連業務を拡大しており、トレーダーやバンカーの獲得競争が激しさを増している。プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社や資産運用会社からも熟練した金融サービス専門家の需要が高まっているという。

ブルームバーグの集計データによれば、昨年は日本企業が関係するM&Aが過去最高を記録し、2026年上期はさらに活発化した。日本株は最高値圏で推移し、日本銀行の金融政策の先行きを巡る臆測が、円建て債の取引急増に拍車を掛けている。日経平均株価は今年に入り30%余り上昇し、先進国市場の指数で最良のパフォーマンスを示した。

日本でトレーディング、リサーチ、資産運用サービスを提供するCLSAにコメントを求めるメールを残したが、これまでのところ返答はない。

バークレイズとマシュー氏は、コメントを控えた。釜井氏とキム氏は電話への返答がなく、ラッセル氏とは連絡が取れていない。

原題:Citic’s CLSA Unit Loses Four Senior Bankers in Japan Exodus(抜粋)

(CLSAの取材への反応などを追加して更新します)

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