いま“楽にやせられる”として、糖尿病の治療薬「マンジャロ」を利用する人が増えています。今週、SNSで違法に販売したとして男女3人が書類送検されました。急拡大する“やせ薬ブーム”。その実態と危険性を追いました。
“やせ薬”で拡大「マンジャロ」とは
20代
「マンジャロ知っています。(Q.どこで知りましたか?)使っている友達がいます」
10代
「刺すだけで痩せるみたいな」
10代
「広告やショート動画でめちゃ流れてきて」

若者を中心に“痩せる薬”として広がっている「マンジャロ」。2型糖尿病の治療薬として厚労省に認可された薬ですが…

美容クリニックの広告には“医療ダイエット薬”として紹介されています。
食欲を抑えたりする効果があり、一部のクリニックなどでは、ダイエット目的で処方されているのです。
マンジャロを使用(50代)
「2週間目ぐらいから4キロ、5キロとか落ちるようになって、痩せてきたと思って」
接客業をしている50代の女性。ダイエット目的で去年、マンジャロを使用したそうです。

マンジャロを使用(50代)
「最初の4日は早く痩せたくて何も食べなかった。水しか飲まなくて。そしたら力が全然入らなくて。食事を目の前にしても、食べたくないではなく、食べなくていいという感じで、すごい食事の量も減っていった」
マンジャロを安易に使うことで深刻な副作用のリスクが伴うこともあると指摘されています。
20代の女性は美容クリニックでマンジャロを注射してもらった4時間後、体に異変が起きたといいます。

マンジャロを使用(20代)
「打ってから、当日から3日ぐらいまでは、めちゃめちゃ寒気が止まらなくて、もうずっと布団で震えてるって感じで。昼も仕事中も、震えながらやってるという感じでした。常に微熱があるみたいな感じで、仕事に全然集中できないなって」
思った以上の副作用に耐えられず、結局この1回で打つのをやめました。
マンジャロを使用(20代)
「本当に痩せたいなっていう思いが強かったんでやったものの、副作用がどうしてもきつすぎて、もうこれは続けられないなって」
マンジャロは、吐き気、嘔吐、下痢といった副作用が出ることもあるのです。
糖尿病治療が専門の医師は…

日本糖尿病学会専門医 福田正博医師
「胃部の不快感。ひどくなってくるとおう吐したりとか、そういうのが一番大きい。胆石があったり膵炎を起こしたりとか。ちゃんとした指導下で使っていけばいいが、もともと痩せる必要がない体型の人が、より一層痩せるために使うというのは言語道断」