暗号資産(仮想通貨)に積極投資する米ストラテジーが、約250万ドル(約4億円)相当のビットコインを売却した。数週間前に共同創業者兼会長のマイケル・セイラー氏は売却に含みを持たせていたが、実際に売却したことで、法人として世界最大級のビットコイン保有企業が最大限の保有を継続するとしていた長年の方針を転換させたことになる。

ストラテジーのビットコイン売却は、同社が「デジタル資産トレジャリー(DAT)」と呼ばれる事業モデルに転換した2022年後半以降で初めて。当時は税制優遇措置を受けるため、約1180万ドル相当のビットコインを売却していた。

Photographer:Ian Maule/Bloomberg

セイラー氏は5月に行った1-3月(第1四半期)決算報告で、ビットコインを売却する可能性を示唆。同社はこれまで株主に対し、保有するビットコインを売却しないと繰り返し説明していただけに、同氏の発言は注目を集めた。

ストラテジーの売却が公表された後、ビットコインは一時4%を超える下げとなり、7万1000ドルを割り込んだ。同社株価は一時9.3%安と急落。過去1年間では約60%下落している。

セイラー氏は長らく、ビットコインを売却する理由はほとんどないと主張。その結果、ストラテジーは市場で最大級かつ最も安定したビットコインの需要源であり続けた。

アナリストによると、今年に入ってからのストラテジーによるビットコイン購入量は、世界のマイニングネットワークによって新たに採掘された量を上回り、企業やETF関連の買越額の大半を占めていた。

原題:Strategy Sells $2.5 Million of Bitcoin, Breaking Old Playbook(抜粋)

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