(ブルームバーグ):ソフトバンクグループの決済子会社PayPay(ペイペイ)が生命保険事業に参入する。T&Dホールディングスは4日、子会社のT&Dフィナンシャル生命保険をPayPayなどに1600億円で売却すると発表した。
T&Dフィナンシャル生命の株式の70.2%をPayPayが、14.9%を外資系投資会社のワン・インベストメント・マネジメントが取得する。T&DHDとPayPayは同日、包括業務提携に合意した。
PayPayは2025年12月、米国で上場を果たした。今年3月のインタビューで同社の中山一郎社長は、デジタルウォレットとして利用者の生活に入り込んでいる強みを生かし、データ量を活用した新しいサービスを模索していると明らかにしていた。
同社は18年にサービスを開始し、日本の人口の半数以上に相当する7400万人のユーザーを持つ。
企業価値を向上させるために金融機能の強化を急ぐ。QRコード決済などで優位性を持つ一方、競合の楽天グループや大手行に比べるとサービスの幅が限定的だ。今回の買収を通じて本格的な保険商品の販売を目指す。
T&DHDは傘下にT&Dフィナンシャル生命の他、太陽生命保険や大同生命保険を抱える大手生保の一角だ。少子高齢化で国内市場が縮小する中、生保各社は収益拡大に向けた体制づくりを進めている。
T&DHDは4月に長期ビジョンを発表し、31年3月期のグループ修正利益を前期(26年3月期)比45%増の2300億円に引き上げる目標を掲げた。
同社に対しては、米運用会社のファラロン・キャピタル・マネジメントが事業改善に向けて提案を行ってきた。
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(発表内容などを追加し更新します)
--取材協力:小野満剛.
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