ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、米株高について、景気の先行きやインフレリスクへの懸念を上回る利益追求の動きがけん引しているとの見方を示した。

ソロモン氏は2日、ニューヨーク・エコノミック・クラブでの講演で「今の市場は、恐怖よりも強欲が勝っている局面にあるのは間違いない」と語った。

デービッド・ソロモン氏

ゴールドマン・サックスにとって、この数週間は大型案件が相次ぐ活況の時期となった。同行は史上最大級の株式による資金調達案件のいくつかで主幹事の座を獲得している。インフレ圧力への懸念や中東情勢の緊迫化が続くなかでも、米株相場は急ピッチで上昇しており、投資家は大型案件への参加機会を逃すまいとしている。

1日には、グーグルの親会社アルファベットによる総額800億ドル(約12兆7900億円)規模の資金調達案件で同行が主幹事を務めることが明らかになった。

またゴールドマンは、史上最大規模となる見通しのスペースXの新規株式公開(IPO)でも主幹事を担う。このIPOでは、関与する金融機関に総額約5億ドルの手数料収入がもたらされる見込みだ。

ソロモン氏は質疑応答では、インフレ加速リスクによって米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切る可能性があるとも指摘。「インフレ圧力は現実のものだ。想定以上に強まれば、FRBは何らかの対応を取るだろう」と語った。

原題:Goldman’s Solomon Says There’s More Greed Than Fear in Markets(抜粋)

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