(ブルームバーグ):米国とイスラエルの戦闘機がホルムズ海峡で複数のイラン船舶を攻撃したと現地メディアが報じた。トランプ米大統領がその数時間前に、停戦延長とホルムズ海峡の通航再開を巡るイランとの暫定合意に向けた交渉について「順調に進んでいる」と述べていた。
米国とイスラエルによる攻撃はホルムズ海峡のララク島南方で発生し、イラン要員数人が死亡したと、イラン国営ヌール通信が報じた。詳細は明らかにしていない。
ペルシャ湾での戦闘再燃は、米国とイランの既存の停戦がいかに脆弱(ぜいじゃく)かを浮き彫りにしている。同海峡は、米国とイスラエルが2月下旬にイランを攻撃して以降、事実上封鎖され、エネルギー危機を引き起こし、世界的なインフレの波を促した。
トランプ氏は25日、SNSへの投稿で、サウジアラビア、カタール、パキスタン、トルコ、エジプト、ヨルダンを含む各国は義務としてアブラハム合意に署名すべきだとの考えを示した。その後、イランの濃縮ウランは米国に引き渡されるか、望ましくはイラン国内で廃棄されることになるとの見解を示した。
一方、イスラエルのネタニヤフ首相は25日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラへの攻撃を強化すると述べた。同日にはイスラエル国防軍が、レバノン南部にあるヒズボラのインフラ施設への攻撃を発表した。これは、ヒズボラが発射した爆発物搭載ドローン(無人機)がイスラエル領内に落下し、イスラエルに向けて発射されたロケット弾を空軍が迎撃したことを受けたものだ。
イランは、ホルムズ海峡の通航再開につながる米国との合意の一環として、レバノンでの敵対行為の停止を求めている。米ニュースサイトのアクシオスは、米国とイランの合意に向けた草案に、イスラエルとヒズボラとの戦争を終結させる文言が含まれていると報じた。
原題:Trump Touts Iran Progress While Hormuz Strike Reports Show Risk(抜粋)
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