ギャバード米国家情報長官が22日、辞任を表明した。骨がんと診断された夫の闘病を支えるためだとしている。ギャバード氏とホワイトハウスの関係は、対外軍事介入への姿勢を巡って緊張が高まっていた。

同氏はSNSに投稿した書簡で、トランプ大統領には大統領執務室で辞意を伝えたとしている。辞任は6月30日付となる。

対外軍事介入に長年懐疑的な立場を取ってきたギャバード氏は、トランプ氏がイランへの2度の軍事作戦やベネズエラのマドゥロ大統領拘束作戦を命じるなか、ホワイトハウスとの足並みの乱れが目立つようになっていた。事情に詳しい関係者によると、ギャバード氏はマドゥロ氏拘束作戦を巡る数カ月間の計画策定から外されていた。

ギャバード氏を会議から外す措置は政権内でも周知の事実で、一部のホワイトハウス職員の間では、同氏の肩書である「Director of National Intelligence(国家情報長官)」の略称DNIを「Do Not Invite(招待するな)」とやゆする冗談まで交わされていたという。

国家情報長官としてギャバード氏は、中央情報局(CIA)など18の情報機関を統括していた。ただ、先週キューバを訪問して政府高官らと会談したラトクリフCIA長官に比べると、存在感は後退していた。

トランプ氏はSNSへの投稿で、ギャバード氏について「素晴らしい仕事をしてきた。いなくなるのは残念だ」と述べた。当面は、アーロン・ルーカス国家情報副長官が長官代行を務めるとしている。

原題:Gabbard to Resign as Trump’s Spy Chief After Awkward Tenure (1)(抜粋)

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