(ブルームバーグ):20日の原油相場は大幅続落。米国はイランとの間で「最終段階」にあるというトランプ大統領の発言で、ホルムズ海峡を通じたエネルギー輸送が近く再開されるとの楽観が強まった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は、前日比5.89ドル(5.7%)安い1バレル=98.26ドルと、100ドルを割り込んで引けた。北海ブレント先物7月限は6.26ドル(5.6%)安の105.02ドルで終えた。
ストーンXのグローバルマクロ市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「こうした類いのニュースは割り引いて受け止める必要がある」と指摘。
「トランプ氏はこの紛争期間中、同様の主張を数多く行ってきたが、大半のケースはその逆となった。今回は違うのか見極めたい」と述べた。
ホルムズ海峡を通過する輸送量増加の兆しも、原油価格に上乗せされていたリスクプレミアムを低下させている。足元では、韓国や中国の超大型石油タンカー(VLCC)がホルムズ海峡の通過を試みている。ここ数日、通航量が比較的少なかったが、小幅に増えている。
イラン革命防衛隊(IRGC)は「IRGC海軍による調整と安全確保の下」、過去24時間に石油タンカーやコンテナ船などを含む船舶26隻がホルムズ海峡を通過したと、X(旧ツイッター)に投稿した。ただ、イラン側はこれまで、船舶追跡データが示す通航数を大きく上回る数を示してきた。
イランは同国が示した14項目の提案に対する米国の新たな草案を検討しているが、まだ回答は行っていないと、準国営タスニム通信が報じた。同国交渉チームに近い関係者の話を引用している。
これより前、イランは米国またはイスラエルが攻撃を再開した場合、中東以外の地域でも報復に踏み切ると警告した。
原題:Oil Falls as Trump Says US Is in ‘Final Stages’ With Iran(抜粋)
(相場を更新し、情報を追加します。更新前の記事では原文訂正に合わせて協議が最終段階にあるという箇所を訂正。「協議が」の言葉を削除済みです)
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