(ブルームバーグ):バンス米副大統領は19日、トランプ大統領による大量の証券取引に対する批判に対し、トランプ氏は自ら株式を売買していないと擁護した。
ホワイトハウスでの記者会見で「大統領が大統領執務室で、自身のパソコンを使用し、例えばロビンフッドの口座で株の売買をしているなんて、ばかげた話だ。トランプ氏には資産を管理する独立した資産運用アドバイザーがおり、自身がこうした株式取引を行っているわけではない」と述べた。
今月14日に米政府倫理局(OGE)に提出された書類によると、トランプ氏またはその投資顧問は1-3月(第1四半期)に3700件を超える取引を行っていた。総額は数千万ドルに上り、対象にはエヌビディアやマイクロソフト、ボーイングなど、政権と関係を持つ大手企業が含まれていた。
大きなニュースイベントやトランプ氏によるSNS投稿の前後で行われた取引のタイミングを巡り、疑問を呈する声も出ている。
今回の開示は、トランプ氏による利益相反への懸念を再燃させるものとなった。トランプ氏は公務と個人のビジネス上の利益を混同していると繰り返し批判されてきた。歴代大統領と異なり、トランプ氏は就任に伴って資産を売却したり、独立した第三者に管理を委託する処分信託方式(ブラインド・トラスト)を利用したりしていない。巨大なビジネス帝国は息子2人によって運営されており、その事業領域は大統領の政策と幾重にも交錯している。
ウェルス・アライアンスのエリック・ディトン社長兼マネジングディレクターは「困惑している」と語った。「私のウォール街での40年以上の経験に照らしても、いかなる基準から見ても異例の取引量だ」と指摘した。
原題:Trump Refrains From Trading His Own Stocks, Vance Says(抜粋)
--取材協力:Courtney Subramanian、Bill Allison.
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