(ブルームバーグ):宇宙開発企業の米スペースXの新規株式公開(IPO)で、ゴールドマン・サックス・グループが目論見書表紙に掲載される主幹事の筆頭となる見通しだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。史上最大規模となる可能性がある上場案件で、ゴールドマンは中心的な役割を担うことになる。
関係者によれば、モルガン・スタンレーも主幹事として名を連ねている。さらに、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、シティグループ、JPモルガン・チェースは、仮目論見書上でアルファベット順に記載されているという。関係者は情報が非公開であることを理由に匿名を条件として語った。
ブルームバーグ・ニュースはこれまでに、資産家イーロン・マスク氏率いる宇宙開発・衛星・人工知能(AI)企業のスペースXが、早ければ20日にもIPOを正式申請する見通しだと報じている。
注目度の高いIPO案件で目論見書表紙の上位に記載される銀行は、より積極的な役割を担う可能性を示唆し、場合によってはより大きな手数料配分を受けることを意味する。
関係者によると、協議は現在も続いており、IPOの詳細は変更される可能性がある。幹事団構成については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じた。
ゴールドマン、モルガン・スタンレー、BofA、シティグループ、JPモルガンはいずれもコメントを控えた。スペースXの広報担当者からは現時点でコメントを得られていない。
関係者によると、スペースXのIPOでは最大750億ドル(約12兆円)の資金調達を目指し、企業価値は2兆ドル超を見込んでいる。ブルームバーグ集計によると、この規模となれば、2019年のサウジアラムコの294億ドルのIPOを大きく上回る。
今回の上場に伴い銀行側には通常の案件を大幅に上回る手数料収入がもたらされる見通しだ。ブルームバーグ・ニュースは3月、シティグループが主幹事団に加わり、先行していた4行に合流したと報じていた。
関係者によると、ほかにも多数の銀行が幹事業務を担う。バークレイズは英国向けIPO株式注文を担当し、ドイツ銀行とUBSグループは欧州投資家向け業務を担う。
また、ロイヤル・バンク・オブ・カナダはカナダ向け株式注文を管理し、みずほフィナンシャルグループ(FG)はアジア向け注文業務、マッコーリー・グループはオーストラリア向け業務を担当すると、ブルームバーグ・ニュースは報じている。
原題:Goldman Sachs Is Said to Lead SpaceX’s Mega-IPO Bank Lineup(抜粋)
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