(ブルームバーグ):好調な収益見通しを示した半導体メモリー大手キオクシアホールディングスの目標株価をアナリストが相次ぎ大幅に引き上げている。人工知能(AI)需要を背景としたメモリー価格高騰による業績拡大確度が高まり、株価の先高観が強まっている。
15日に発表した今期(27年3月期)第1四半期の営業利益見通しは前年同期比約29倍の1兆2980億円と市場予想平均(8741億円)を大きく上回った。これを受けて少なくとも7人のアナリストが決算後に目標株価を上方修正し、JPモルガン証券は3万8000円から2倍超の8万円に引き上げた。
またシティグループ証券の藤原毅郎アナリストは英文リポートで、4-6月期の平均販売価格は前四半期比64%の上昇を予想すると述べ、目標株価を3万1000円から7万3000円に引き上げた。
キオクシアHDの目標株価の平均は決算前日の4万4000円強から18日時点で6万2000円と約40%上昇し、決算前後の変化ではSUMCOの約14%を上回り、日経平均株価の構成銘柄でトップ。
キオクシアHDは18日、ストップ高水準で買い気配となっているが、この水準(5万1450円)でも目標株価との乖離(かいり)率は20%に上る。
岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは「利益予想とバリュエーションの切り上がりによる株価の上昇余地は非常に大きくなった」と指摘する。
--取材協力:横山桃花.
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