(ブルームバーグ):イランの主要輸出ターミナルからの原油出荷は、ここ数日停止している状況が衛星画像からうかがえる。戦争開始以降で長期停止が示されたのはこれが初めてだ。
ブルームバーグがまとめた欧州の衛星画像によれば、5月8日と9日、11日にカーグ島で外航原油タンカーは確認されなかった。紛争が始まって以降、桟橋が空になった日はあったが、ここまで長期にわたって続いたことはなかった。
イランは紛争中も同施設で原油積み出しを行い、米海軍によってペルシャ湾外への航行が阻まれた後も、船舶に積載して浮体式貯蔵施設として利用し続けてきた。
カーグ島がこのまま稼働停止となれば、残る貯蔵施設への圧力が強まる。衛星画像はそれらが満杯に近づいていることを示している。残る容量については推計が分かれているが、全タンクが満杯になれば、より大幅な生産削減を余儀なくされる可能性がある。イランはすでに原油生産を一部抑制している。

ニューヨーク・タイムズ紙は5月6日の画像に基づき、同施設で原油漏出があったと報じており、これが積み出しに影響した可能性がある。イランは漏出を否定している。その後の画像では積み出しは停止しているが、明確な漏出は確認されていない。
原題:Kharg Island Oil Jetties Empty in Possible Sign of Iran Strain(抜粋)
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