(ブルームバーグ):財務省が18日に実施した5年利付国債入札は、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が3.22倍と過去12カ月平均(3.47倍)を下回った。中東情勢や金融政策の先行きを巡る不透明感から投資家が積極的な投資を手控えた。
応札倍率は前回は3.58倍だった。最低落札価格は99円85銭、市場予想は99円86銭だった。大きいと入札の不調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は4銭(前回4銭)だった。
5年債入札は中東情勢を巡る不確実性の高まりを受けて原油価格が上昇し、インフレ懸念から金利が世界的に上昇する中で行われた。前週末の海外市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は前日比4%超上げて1バレル=105ドル台で取引を終了。米国債利回りは全年限で上昇した。
日本はインフレ懸念に加え、財政拡張や日本銀行がインフレに対して後手に回るビハインド・ザ・カーブに陥ることへの警戒感もあって金利上昇が続いている。新発5年債利回りは15日に節目の2%に達し、過去最高水準を更新した。入札には利回りの高さから一定の需要を見込む声があった一方、金利先高観が強いだけに不安視する声も出ていた。
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