15日の米金融市場で、S&P500種株価指数は下落している。世界的な国債利回り上昇を受けて、株式相場は売りが先行した。原油価格の高止まりが続き、インフレ抑制のため中央銀行が金融引き締めを迫られるとの懸念が背景にある。

S&P500種は一時1%余り下落。ハイテク株を中心に売られた。前日には初めて終値ベースで節目の7500を上回り、最高値を更新していた。

米国債利回りは全年限で上昇している。米10年債利回りは一時、約11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し4.59%を超えた。英国では政治の混乱を背景に超長期債利回りが28年ぶりの高水準に上昇し、日本の30年債利回りは初めて4%に達した。

ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は、午後0時36分現在、前日終値比で約4%高い1バレル=105ドル台前半で取引されている。

外国為替市場では、円が対ドルで5日続落している。円は一時、ニューヨーク前日終値比0.2%安の1ドル=158円74銭を付けた。4月30日の介入以降の安値を更新した。

エドワード・ジョーンズのアンジェロ・クルカファス氏は、「世界的な債券利回りの上昇が投資家心理を冷やしている」と指摘。背景には、「インフレ懸念や中央銀行による利上げ観測の高まりに加え、各国がエネルギー価格上昇の影響を和らげようとするなかで政府債務への懸念も強まっている」ことがあると述べた。

原題:Stocks Fall as Inflation Jitters Lift Bond Yields: Markets Wrap(抜粋)

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