米銀モルガン・スタンレーは、好調な企業業績と堅調な経済を背景に強気相場が続くとし、米国株に一段と楽観的になりつつある。

同社はS&P500種株価指数について、向こう1年間で8300に到達するとの予想を示した。現行水準から12%ほど上昇するとの見方だ。

マイク・ウィルソン氏率いるチームは年末予想についても、従来の7800から8000へと引き上げた。

企業の決算発表シーズンでは予想外に強い内容が示されており、市場関係者の多くが株式相場の見通しを上方修正している。S&P500種構成企業がこれまでに発表した業績では、第1四半期に27%増益と、アナリスト予想平均(約12%増益)の2倍を上回っている。

ウィルソン氏は「地政学的リスクやプライベートクレジットを巡る懸念、人工知能(AI)がもたらすディスラプション(破壊的な変化)といった要因があるにもかかわらず、企業業績は堅調で、それが当社の見方を支えている」と述べた。

同氏はイラン戦争をきっかけとした相場下落局面においても強気姿勢を維持し、特に企業の業績見通しに前向きな見方を示していた。その見方はこれまでのところ正しかったことが示されており、相場は過去最高値圏に持ち直している。

第1四半期の利益成長の大部分は、一部の大型テクノロジー企業によるものではあったが、今年は利益成長と市場を主導する銘柄がより幅広い分野に拡大すると、同氏は予想している。

業種では工業、金融、一般消費財を選好。ハイパースケーラーについても、依然として割高感のない水準で取引されていると指摘した。

原題:Morgan Stanley Hikes S&P 500 Target to 8,300 on Earnings Boom(抜粋)

--取材協力:Farah Elbahrawy.

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