トランプ米大統領は、欧州連合(EU)に対し、米国との通商協定を7月4日までに批准する猶予を与えると述べた。トランプ氏は協定が履行されなければ、今週にも自動車輸入関税を引き上げると警告していた。

トランプ氏は7日、EUの行政執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長と協議した後、新たな期限を設定したと明らかにした。夏までに協定が最終化されなければ、EUからの輸入品に対する関税を引き上げると警告した。

同氏は「わが国の建国250周年まで猶予を与えることで合意した。さもなければ、残念ながら、EU製品への関税は直ちに大幅に引き上げられる」とSNSに投稿した。

市場の反応は限定的だった。自動車大手ステランティスの米国上場株はトランプ氏の投稿を受けて下げ幅を縮小し、米東部時間午後3時12分時点で1.8%安だった。フォルクスワーゲンの米預託証券(ADR)はほぼ横ばいだった。

今回の発表は、EUが長く遅れている貿易協定を夜通しの協議でも最終化できなかったことを受けたもの。トランプ氏はこれに先立ち、欧州製自動車に対する関税を15%から25%に引き上げると警告していた。2025年7月に合意した同協定について、EUの履行が遅いと批判している。

欧州議会とEU加盟国の交渉担当者は6日夜、米との貿易協定の修正案について協議したが、結論には至らなかった。EU議長国を務めるキプロスによると、協議は今後数週間続く見通し。

原題:Trump Gives EU Until July 4 to Ratify Deal, Extending Deadline(抜粋)

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