(ブルームバーグ):米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)声明を巡って当局者間の意見が分かれたことを重要視しない考えを示した。たとえ今年のFOMC会合で議決権を有していても、直近の会合で反対票を投じることはなかったとの認識を示唆した。
デーリー総裁は7日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、FOMCの「行動ほど声明の文言は重要ではない」と発言。「今回の会合に関する本当のシグナルは、全員が決定に合意したという点だ」と語った。
政策当局者の大半は先月、金利据え置きを支持したが、いずれ利下げを再開する可能性を示唆した声明の文言を巡り、3人が反対した。これらの当局者は、原油価格の上昇やイランでの戦争が経済に及ぼす影響を巡る不確実性の広がりを踏まえると、次の金利変更が利下げにも利上げにもなり得ることを示唆する方が適切だと指摘した。
デーリー総裁は、FOMCが物価安定の責務にコミットしていることを国民は理解していると語った。
エネルギー価格の急騰については、中長期的なインフレ期待を押し上げている兆候は現時点では見られないとの認識を示した。
「判断するには時期尚早だ。紛争が終結し、原油相場が下落し、原油価格の影響が経済全体に波及しなければ、紛争前の状態が戻ると予想している」と語った。

インフレ率をFOMCの目標である2%へ戻すことに引き続き取り組む考えを示す一方で、エネルギーショックがどの程度長期化するかという見通しだけに基づいて過剰に反応すべきではないと付け加えた。
さらに、金融政策は「やや抑制的」であり、米国とイランの戦争が解決すればインフレに下押し圧力をかけるとの見方を示した。労働市場は安定しており、インフレ圧力を生んでいないとも述べた。
原題:Fed’s Daly Says Statement Language Is Less Important Than Action(抜粋)
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