米国は対イラン攻撃作戦が終了し、ホルムズ海峡での船舶保護へと軸足を移していると表明した。しかしイランと交戦した翌日も新たに貨物船が標的になっており、紛争の長期化が懸念されている。

ルビオ米国務長官は5日、ホワイトハウスで記者団に対し「壮絶な怒り作戦は終了した」と宣言した。米国とイスラエルがイラン空爆を始めてから66日が経過している。「この作戦の目的は達成された」とルビオ長官は述べた。

この戦争でイランでは数千人が死亡し、世界のエネルギー市場は一変した。米国は緊張緩和を図る姿勢を見せようとするものの、ホルムズ海峡再開につながる合意に至る見通しは依然立っていない。米国はイランの港湾を封鎖し、イランはこれに対抗して世界の石油輸出の5分の1が通過する水路を閉鎖した。

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ルビオ長官が会見に臨んでいる間、英国の監視機関は海峡内の貨物船が出所不明の飛翔体に攻撃されたと報告した。米国によれば、ホルムズ海峡と周辺海域の封鎖で立ち往生している商船は1550隻を超え、合計で約2万2000人の乗組員がペルシャ湾内に足止めされている。

イランのペゼシュキアン大統領は、交渉再開に向けた米国の要求は「受け入れ不可能だ」として退けた。

準国営のファルス通信によれば、ペゼシュキアン大統領は「問題は米国が最大限の圧力をイランにかけながら、交渉の席に付くよう求め、最終的に一方的な要求に従うことを期待していることだ。不可能な方程式だ」とイラクのザイディ次期首相候補との電話協議で述べた。

原題:US Says Offensive Phase of Iran War Over as Ship Hit in Strait(抜粋)

--取材協力:Omar Tamo、Jennifer A Dlouhy.

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