〈SOX指数は反落したが、相場展開は大きく変わらず〉

4月27日の米国株式市場は、前日に続いてダウ平均は下落した一方で、ナスダック指数は上昇し、まちまちの展開だった。イラン情勢に大きな進展が見られない中、主要企業の決算に注目が集まっている。

イラン情勢の悪化が実体経済に与える影響が懸念されるだけではなく、米経済の成長率は徐々に弱くなってきたことから、消去法的かつ相対的にAI・ハイテク関連株が選好されやすい。

特にその中でも、消費者の需要ではなく企業の設備投資に依存する半導体関連株が注目されやすい環境が続いている。

この日はSOX指数が19営業日ぶりに反落したことが注目されたが、上昇ペースが急ピッチだったことから、反動による動きとみられる(大きな材料はなかった)。

〈低価格キャンペーンでもピザチェーンは苦戦、ハイテクへの集中は継続か〉

肝心の米経済について、強気の見方が台頭する雰囲気はない。この日、米ドミノ・ピザが決算を発表し、「消費者の購買意欲の冷え込みと激しい競争が需要を圧迫しているとして、米国および海外における年間既存店売上高の伸びが鈍化すると予測」(ロイター)した。

同社は「コストパフォーマンスを重視する顧客を引き付けるため」(同)に低価格のキャンペーンを展開してきたが、厳しい状況になっている模様である。米経済の不透明感が高まることで、投資資金の行き場が一極に集中しやすい。