米資産運用会社ブルー・アウル・キャピタルのファンドに資金を投じた投資家に対し、同業のサバ・キャピタル・マネジメントとコックス・キャピタル・パートナーズが大幅なディスカウントで持ち分買い取りを申し出たが、応募は全体の1%にも満たなかった。

非上場ビジネス開発会社(BDC)であるブルー・アウル・キャピタル・コープⅡの持ち分買い取りは、先週末に募集が締め切られた。非公開情報であることを理由に匿名で話した関係者らによれば、応募は限定的だったため、延長は見送られた。

サバとコックスへの持ち分売却がわずかだったことは、1兆8000億ドル(約287兆円)規模のプライベートクレジット業界が危機にあっても、大幅なディスカウントでの現金化に消極的な投資家の姿勢を示唆している。プライベートクレジット業界はローンの質に加え、人工知能(AI)の台頭でソフトウエア産業が淘汰(とうた)されるとの懸念に揺さぶられている。

ブルー・アウルの担当者はコメントを控えた。サバはブルー・アウルのファンド規模を指摘し「公開買い付けに応じ得る非流動的資本のプールは当然ながら限定的だった」と、文書で述べた。

ボアズ・ワインスタン氏

サバの創業者であるボアズ・ワインスタン氏は「ブルー・アウルが不安の沈静化に動いたことを評価する」とインタビューで発言。「より大きなBDCを対象にしていれば、より多くの成果が得られただろうが、同社が投資家への資金返還を提案する前から、当社はすでに公開買い付けの準備を整えており、それでも実施したいとの考えで動いた。もちろん、もっと多くの持ち分を取得できることを期待していた」と述べた。

サバはクリフウォーターのインターバルファンドや、ブルー・アウル・クレジット・インカム・コープを含む一連のファンドについて、新たな提案を検討している。すでに上場BDCであるFS・KKRキャピタル・コープの持ち分を4000万ドル相当取得したという。

原題:Blue Owl BDC Investors Rebuff Boaz Weinstein’s Buyout Offer (1)

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