米航空大手ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスのスコット・カービー最高経営責任者(CEO)は、アメリカン航空グループに接触していたことを認めたうえで、同社との話し合いは終了したことを明らかにした。カービー氏はこの合併には、米国企業の競争力を強化し、規制当局の承認も得られた可能性があったとし、その利点を強調した。

カービー氏は27日の声明で、経済の押し上げ効果や創出されたであろう雇用、さらに同氏が「真に世界的競争力のある航空会社」と呼ぶ姿にまで言及し、合併の正当性を主張した。ただ、最終的にはアメリカン航空が応じなかったことから、協議は進展しなかったという。

同氏が元勤務先であるアメリカン航空との合併検討を明らかにしたのは今回が初めて。「合併が成功し、かつ承認される唯一の方法は、それが顧客にとって優れたものであり、私の大きく大胆なビジョンを共有する意欲的なパートナーがいる場合だけだと理解していた」と述べ、「意欲的なパートナーがいなければ、これほど大規模なことは成し遂げられない」とも述べた。

ブルームバーグ・ニュースは今月、カービー氏がアメリカン航空に関心を示していると最初に報じた。実現していれば、群を抜く世界最大の航空会社を生み出す野心的な取引になっていたはずだった。ただ、アメリカンのロバート・アイソムCEOはユナイテッドとの取引に関心がないと述べており、トランプ米大統領も競争確保の観点から両社が独立を維持することを望む意向を示していた。

アイソム氏は先週アナリストに対し、ユナイテッドとの取引について「顧客にとって悪く、業界にとっても悪い。最終的にはアメリカン航空にとっても悪い」と述べた。

原題:United CEO Says He Weighed American Merger; Talks Have Ended (2)

(抜粋)

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