資産家ビル・アックマン氏が率いる投資会社パーシング・スクエアは、クローズドエンド型ファンドおよび代替資産運用会社の新規株式公開(IPO)で、約50億ドル(約8000億円)の調達を見込んでいる。これは目標としていた資金調達レンジの下限にあたる。

パーシング・スクエアの無償付与株を含むパーシング・スクエアUSA株のIPOは、約85%を機関投資家が引き受けていると、事情に詳しい複数の関係者が非公開情報を理由に匿名で明らかにした。50億ドルという数字には、米証券取引委員会(SEC)に届け出た28億ドルの私募調達分が含まれるという。

IPOの募集はニューヨーク時間27日午後4時に締め切り、予定通り28日に価格が決定される見込みだと関係者らは述べた。IPOは当初、最大100億ドルの調達を目指していた。私募資金は最低50億ドルの調達を条件としていると、アックマン氏は投資家向け説明で述べた。

募集条件の検討は現在も続いており、詳細は変更される可能性があると、関係者らは述べた。パーシング・スクエアの担当者はコメントを控えた。

このIPOは近年アックマン氏が進めてきた資本基盤の恒久化を後押しするもので、投資家による資金引き揚げを心配せずに有望企業を選び育てることを可能にする。過去の届け出によれば、パーシング・スクエアは2025年末時点で約307億ドルの運用資産を有し、そのうち207億ドルが手数料対象資産だった。

ロンドン上場の同氏のクローズドエンド型ファンドであるパーシング・スクエア・ホールディングスは最近、メタ・プラットフォームズに大規模な追加出資を実行した。投資家向けの説明資料によれば、過去1年にアマゾン・ドット・コムとハーツ・グローバル・ホールディングスへの追加投資に参加している。

原題:Ackman’s Pershing Square IPO Expected to Raise $5 Billion (1)(抜粋)

--取材協力:Georgie McKay.

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