(ブルームバーグ):27日の日本市場では、半導体などのテクノロジー関連株への楽観論を背景とした株式の上昇がいったんは続きそうだ。一方、円相場は週内に日米の金融政策発表を控えて膠着(こうちゃく)感が強い。債券市場はもみ合いながらも、利下げ期待による米金利低下を受けて比較的底堅い動きとなりそうだ。
株式市場では人工知能(AI)ブームへの期待から、テクノロジー株のウエートが高い日経平均株価は史上最高値を更新しそうだ。今週から本格化する日本企業の決算発表も注目で、27日の引け後には日立製作所やアドバンテストが開示を予定する。
半面、投資家の間では急激な上昇に対する警戒感も出始めており、上値では利益確定売りも出やすい。米国のフィラデルフィア半導体株指数は今月に入り39%上昇しており、このままいけば月間でドットコムバブル崩壊直前の2000年2月に記録した50%高に次ぐ急騰となる。
中東情勢に対する懸念もくすぶっている。一部で期待された米国とイランの和平交渉は行われず、ホルムズ海峡の閉鎖も続き、イスラエルは週末にレバノンへの攻撃を実施した。混乱長期化が懸念される中、27日早朝の取引で原油価格は上昇し、ブレント原油先物はほぼ3週間ぶりの高値を付けた。
円相場と債券相場は、27-28日の日本銀行の政策決定会合、28-29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて動きづらい。半面、米国でケビン・ウォーシュ氏の次期連邦準備制度理事会(FRB)議長就任へ人事が進展するめどが付き、年内の利下げ観測から24日の米国債が短期債中心に買われたことは、円債の一定のサポートになりそうだ。
(注:表中の終値は米国時間終値。円相場は対米ドル、前営業日比は円の対ドル変化率。米10年金利の前営業日比は変化幅(単位:%ポイント)。日経平均の前営業日比はシカゴ・マーカンタイル取引所清算値と大阪取引所清算値との比較。シカゴ取引所が休場の場合は大阪取引所の前日清算値と最終取引値の比較。金は1トロイオンス当たりのドル建て価格)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.