(ブルームバーグ):半導体メモリー大手、キオクシアホールディングスの株式時価総額が国内トップ10に入った。NAND型フラッシュメモリーの価格上昇による業績急拡大への期待が株価を押し上げ、昨年末の43位から大きく順位を上げた。
23日の株価終値は前日比1.7%高。時価総額は約19兆3200億円と昨年末の3.4倍に膨らみ、三菱商事やみずほフィナンシャルグループ、三菱重工業などを抜いて10位になった。
岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは「投資家はメモリー価格上昇による2027年3月期の利益急拡大を本格的に織り込み始めた」と指摘。地政学リスクに強い半導体株の中でも割安感があるメモリー株に関心が向かっていると話した。
キオクシアの今期純利益の市場予想は前期見込み比5倍の約2兆5300億円。国内ではトヨタ自動車に次ぐ水準になる。株価収益率(PER)は8倍弱で「まだ値ごろ感があり、株価の上昇基調は続きそうだ」と斎藤氏は語る。
キオクシア株は値動きが大きいことから、個人のデイトレーダーや短期目線のヘッジファンドの間で人気が高い。売買代金は8日以降ほぼ連日で1兆円を超え、圧倒的な首位になっている。アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャーは「長期目線の投資家がバイ・アンド・ホールドする中、短期筋が株価上昇を加速させている」と述べた。
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.