(ブルームバーグ):明治安田生命保険は金利上昇余地が限定的との見方から2026年度に超長期債の残高を数千億円増額する。北村乾一郎執行役員・運用企画部長が23日の運用説明会で明らかにした。
北村氏は「前年度は金利先高観から買い入れをかなり抑制したが、26年度は逆転させていく」と述べた。超長期債は1兆円単位で買い入れ、償還を差し引いた残高は数千億円増えるという。
超長期債投資を積極化する明治安田生命の方針は、保有債券の入れ替えに徹して残高削減を継続する日本生命保険、2年連続で残高を横ばいにとどめる第一生命保険とは対照的だ。大手生保で国債投資姿勢の違いが鮮明になっており、市場を動かす要因になり得る。
明治安田生命は、日本銀行の利上げは6月か7月の年度内1回を想定。北村氏は「利上げペースが緩やかになるため、金利上昇ペースも緩やかになる」と予想。長期金利(新発10年債利回り)は潜在成長率と期待インフレ率を合わせた「2-2.5%、足元の2.4%がほぼフェアバリュー」で、投資するのに「良い頃合いだ」と述べた。
主な投資対象は20年債と30年債で、年度内の利回り上限はそれぞれ3.5%、4%を想定している。
前年度は国内公社債の残高を1兆4200億円減らした。北村氏によると買い入れが1兆円、売却が1兆8000億円、償還が6000億円あったという。3月末の公社債の含み損は2兆1600億円で、前年同月末と比べ7700億円増加した。株式の含み益は1兆9000億円増え、有価証券全体の含み益は1兆4500億円増加した。
【明治安田生命の2026年度運用計画】
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