(ブルームバーグ):米マイクロソフトは、定額制サービス「Xbox Game Pass」の最上位プランの月額料金を30ドルから23ドル(約3700円)に引き下げる。即日実施する。これに伴い、同サービスで人気ゲーム「コールオブデューティ(Call of Duty)」のシリーズ新作を発売と同時に提供するのはやめる。
今回の動きは2年連続の値上げからの戦略転換となる。同サービスのユーザーは、月額料金を支払うことで数百タイトルのゲームに無制限にアクセスできる。対象タイトルには、複数のパブリッシャー(販売元)からの旧作に加え、コールオブデューティの開発元であるアクティビジョン・ブリザードを含むXbox傘下スタジオの最新作が含まれている。
21日のブログ投稿で発表された「Game Pass Ultimate」の23%値下げは、Game Passの成長軌道や、世界で最も収益性の高いビデオゲームフランチャイズの一つであるコールオブデューティの収入への同サービスの影響について、Xboxが不満を抱いていることを示唆する。
2017年に開始されたGame Passは、コールオブデューティのプレーヤーが、ゲームを個別に購入する代わりにサブスクリプションサービスを利用するようになったことで、24年に3億ドルの収入が失われる要因となった可能性があると、ブルームバーグは昨年報じた。開発に数年を要する大型タイトルは通常70ドルで販売され、ゲーム内課金で継続的な収入を生むこともある。
マイクロソフトによると、コールオブデューティの次作は、発売からおよそ1年後にGame Passに追加される。このシリーズは新作が毎年秋に発売される。
今回の価格引き下げは、2月にXbox部門の最高経営責任者(CEO)に就任したアシャ・シャルマ氏による初めての大きな一手となる。同氏は先週の社員宛てメールで、Game Passが高額になりすぎたと指摘し、今後はより柔軟な仕組みを試す計画を示唆していた。
マイクロソフトの財務部門からの監視や圧力が強まる中で、Xboxは過去3年間で数千人規模の人員削減と数十件におよぶプロジェクト中止を実施するなど厳しい状況にある。Xbox内部でもGame Passを巡っては賛否が分かれており、各ゲームスタジオのソフトウエア収入への影響を疑問視する声が出ている。
今回の変更の一環として、利用者がより少ないPC向けGame Passの料金についても、月額16.50ドルから14ドルに引き下げる。
原題:Xbox Cuts Game Pass Price; No Longer Includes New ‘Call of Duty’(抜粋)
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