(ブルームバーグ):来週期限を迎える米国とイランの停戦について、仲介国パキスタンは、両国に停戦延長を促す働きかけを強めている。対立する双方に、恒久的な和平合意の交渉に向けた時間を確保させる狙いがある。
市場では過去2日間で、停戦延長や戦争終結への期待が高まり、多くの株式市場では、紛争開始後の下げを取り戻しただけでなく、過去最高値を更新する動きも広がった。
事情に詳しい関係者が匿名を条件に明らかにしたところによれば、米国とイランは停戦を2週間延長する案を検討している。また、別の関係者は、戦争によってイランのインフラが壊滅的な打撃を受け、米国内を含めエネルギー価格が急騰していることから、双方とも戦闘再開を望んでいないと述べた。
ただし、ホルムズ海峡の再開やイランの核およびミサイル計画、対イラン制裁緩和など、両国が解決すべき争点はなお多い。現時点では、米国とイランは米時間21日以降の停戦継続には合意していない。
パキスタンのムニール元帥は15日、同国による仲介の一環としてイランを訪問した。先週末にはパキスタンの仲介によって米・イラン高官協議が行われた。ムニール氏はテヘランで、イランのアラグチ外相の出迎えを受けた。
世界的な株価動向を幅広く示す指標であるMSCIオールカントリー・ワールド指数(ACWI)は、16日に一時0.3%上昇して過去最高値を更新し、9月以降で最長の10日続伸となる勢いだ。アジア株は1.3%上昇し、イラン戦争による下げをほぼ解消した。一方、ブレント原油は1バレル=95ドル前後で推移し、先月の約120ドルのピークを大きく下回っている。
原題:US, Iran Weigh Longer Truce as Pakistan Boosts Mediation Efforts
(抜粋)
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