ロシアは今年最大級の攻撃をウクライナに対して仕掛け、少なくとも15人が死亡、数十人が負傷した。夜間にミサイルや無人機(ドローン)がキーウなどウクライナの主要都市を襲った。

ウクライナ防空当局によると、ロシアは弾道ミサイルと巡航ミサイルを合わせて40発以上、さまざまな種類の650機を超える無人機を発射。キーウのほか、オデーサ、ハルキウ、ザポリージャで被害が出た。

ウクライナ国家緊急サービスや地方当局によると、攻撃を受けたのは大半が住宅地で、死者の中には子供もいる。時間をおいて同じ場所を攻撃する「ダブルタップ」戦術も使われ、1回目の攻撃で負傷した人々の救助に駆けつけた医療従事者や警察官も、2回目の攻撃で負傷したとウクライナ検事総長室がテレグラムで発表した。

ロシアは医療チームや救助隊員らを標的とした、ダブルタップ攻撃を多用している。

ウクライナのクレバ副首相はテレグラムで、「被災したすべての都市に現地対策本部が設置された」と説明。「救助隊員、自治体職員、医師、関係各機関が活動中で、人々に支援を提供するとともに被害状況を記録している」と続けた。

シビハ外相は、対ロシア制裁やウクライナ支援を遅らせることが「不道徳で逆効果、かつ危険」であることを今回の攻撃は示していると指摘。「重要な決定についてこれ以上何もしない日が1日でも続けば、誤ったシグナルを送ることになり、侵略者に戦争の継続と長期化、拡大を促すことになる」とXに投稿した。

一方、ロシアの黒海沿岸部は夜間にウクライナの攻撃にさらされた。ロシアのクラスノダール州当局によると、トゥアプセの住宅数棟が損傷し、子供2人が死亡。港湾地区の企業敷地内にも破片が落下した。トゥアプセは同国最大の港湾の一つで、国営石油会社ロスネフチの製油所がある。

原題:Heavy Russian Attack on Ukrainian Cities Kills at Least 15 (1)(抜粋)

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