バンス米副大統領は14日、ローマ教皇レオ14世がイラン戦争を批判したことに反論した。教皇のコメントは神学的真実に基づいていないと主張し、この問題について発言する際には「慎重」であるべきだとの考えを示した。

カトリック信者のバンス氏はジョージア州のイベントで演説し、教皇を尊敬しており、時事問題について意見を述べること自体は問題ないとしながらも、中東紛争に関する立場には異議を唱えた。

教皇は先週、「神はいかなる紛争も祝福されない」とX(旧ツイッター)に投稿。「平和の君キリストの弟子である者は誰であれ、かつて剣を振るい、今日爆弾を投下する者の側に立つことは決してない。軍事行動が自由のための空間や#Peace(平和)の時代を築くことはない」と強調した。

バンス氏は保守系非営利団体ターニング・ポイントUSA(TPUSA)のイベントで、教皇の発言が第2次世界大戦にも当てはまるのかと問いかけた。第2次大戦では米軍がナチス・ドイツからフランスを、強制収容所から人々を解放したと指摘した。「剣を振るう者の側に神が決して立たないと、どうして言えるのか」とバンス氏は述べた。

同氏はまた、「私が政策について発言する際に慎重であることが重要であるのと同様に、教皇が神学の問題について語る際にも、極めて慎重であることが重要だ。真実に根差していることを確認しなければならない」と話した。

トランプ大統領は先に、教皇のイラン戦争批判を受け「犯罪に対して弱腰」だと米国生まれのレオ14世を批判。同氏はまた、自身をキリストのように描いた画像をソーシャルメディアに投稿し、その後削除した。

教皇とトランプ氏の対立は、米国内で最も有名カトリック信者の一人であるバンス氏を難しい立場に置いている。カトリックに改宗したバンス氏は、自身の信仰に関する書籍も出版している。

原題:Vance Says Pope Should Be Careful With Words After Iran Critique(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.