(ブルームバーグ):米オルタナティブ投資会社ブルー・アウル・キャピタルはパリを本拠とするブラックフィン・キャピタル・パートナーズの少数持ち分を、自社ファンドを通じて取得する合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
非公開の交渉のため匿名を条件に語った関係者によると、持ち分売却のプロセスはフーリハン・ローキーが助言した。詳細は明らかにされていない。ブルー・アウルとフーリハン・ローキーの担当者はいずれもコメントを控え、ブラックフィンはコメントを求めるメッセージに返答していない。
ブラックフィンは2つの分野に注力している。経営権取得を伴う欧州金融サービス企業への出資と、フィンテックやインシュアテックの初期段階企業への投資だ。前者の戦略では第4号ファンド向けとして2024年に18億ユーロ(約3400億円)を調達、後者の戦略では22年に3億9000万ユーロを集めた。
ブルー・アウルのGPストラテジック・キャピタル部門のほか、ワフラ、ブラックストーン、ゴールドマン・サックス・グループ傘下のピーターシルなどの競合は、他の資産運用会社に少数出資する「GPステークス」事業を手がけている。投資家側は出資する代わりに、運用手数料や利益に加え、共同投資による収益の一部を受け取る。
運用会社はファンド規模拡大や戦略・地域の多様化を進め、自らのファンドへの出資も増やし始めた。こうした中で、設立から時間のたった運用会社の創業者が持ち分を現金化し、若手幹部に運用会社の経営を引き継がせる動きも一部で見られる。
こうした取り組みには資金が必要となり、ハーベスト・パートナーズやニュー・マウンテン・キャピタル、クリアレイク・キャピタルなどの運用会社は、自社株の一部をGPステークス投資家に売却した。
プライベート(非公開)資産運用会社に少数出資する戦略を採用するブルー・アウルのGPストラテジック・キャピタル部門は、ビスタ・エクイティ・パートナーズやゴラブ・キャピタルなどに出資してきた。
原題:Blue Owl Snaps Up Stake in Financial-Services Manager BlackFin(抜粋)
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