OpenAIは、ソフトウエアの脆弱(ぜいじゃく)性の特定を目的とする新たな人工知能(AI)モデルを一部のユーザーに限定して提供を開始した。最新AIモデル「Mythos(ミトス)」を1週間前に同じく限定公開した競合アンソロピックに対抗する。

OpenAIの最新AIモデル「GPT-5.4-Cyber」はソフトウエアの欠陥を特定し、企業が修正できるようにすることを目的とする。同社によると、新モデルはこの用途において、ユーザーが検証を行う際の制約が従来より少ないという。

同社は2月、特定の顧客やサイバーセキュリティー専門家に対して高性能モデルの試用機会を提供するプログラムを開始した。

今回の最新AIモデルは同プログラム参加者の一部に提供されるが、今後提供先を拡大する方針だ。当初は数百人規模のユーザーに提供し、数週間以内に数千人規模へと拡大する計画としている。

オープンAIとアンソロピックは幅広い用途に対応できるより高度なAIモデルの開発と、法人顧客向けの有料サービス拡大で競っている。

アンソロピックが先週発表したミトスは「ゼロデイ」と呼ばれる未知の脆弱性を数千件発見するなど、あまりに強力なツールだとして発表直後から金融機関や政府機関の間で懸念が強まった。

原題:OpenAI Releases Cyber Model to Limited Group in Race With Mythos(抜粋)

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