TOTOは13日、ユニットバスとシステムバスの新規受注を停止した。同社の広報担当者が明らかにした。中東の混乱でナフサなどの供給が滞る中、商品に使われる原材料の一部が不足していることに伴う対応という。

同社の広報担当者によれば、同社の商品を扱う取引先に13日付けで通知した。再開時期は未定。天井や壁に使われるフィルム接着剤や、コーティング剤に含まれる有機溶剤が不足しているという。

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

有機溶剤の原料となるナフサは供給量全体のうち約4割が中東産で、イラン戦争でホルムズ海峡が事実上封鎖されたことを受け、供給が滞っている。備蓄の活用や、同地域以外からの代替調達が進められる一方、化学産業はサプライチェーン(供給網)が重層的で、流通の過程で目詰まりが起きていることも指摘されている。

受注停止は日経新聞が先に報じていた。TOTO株は報道を受けて下げ幅を拡大し、一時前週末比8.8%安の5226円を付け、2024年10月以来の日中下落率となった。

建材メーカーでは、商品供給への懸念表明が相次いでいる。タカラスタンダードは13日、原材料の調達が不安定な状況で、こうした事態が長期化した場合、納期・数量・価格などに影響が発生する可能性があるとした。

リクシルも10日に、樹脂やアルミニウムなどの価格や物流・生産のコストが上昇していると説明。自助努力の範囲を大きく超える状況となっており、出荷制限の可能性や価格の改定なども想定する。

タカラスタンダード株、リクシル株はそれぞれ、前週末比一時6%安、4.7%安を付けた。

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