南北の軍事境界線近くにある展望台に来ています。こちら特別に用意した望遠レンズを使って北朝鮮側をのぞいてみますと、韓国では「宣伝村」とも呼ばれる境界線沿いの街が見えます。マイナス7度と厳しい寒さの中を行きかう人々の様子が確認できます。
韓国軍の発表を集計したところ、去年発射された弾道ミサイルは70発あまり。年をまたぎ2日連続で発射する異例の行動にも出ました。
朝鮮労働党の中央委員会総会では金総書記が、▼保有する核弾頭の大幅な増産や▼新たなICBM開発に言及しました。さらに、7回目となる核実験の強行も警戒されています。
北朝鮮が脅威の度合いを強める中で、日韓が連携を強化する必要があると認識する韓国政府。
両国最大の懸案である徴用工問題をめぐり、近く、韓国で公聴会が開かれることがJNNの取材で分かりました。この場で解決策も提示されるとみられ、韓国の企業などから寄付金を集めた財団が、日本企業が命じられた賠償金を肩代わりする案が有力視されています。
ことしは懸案解決に向け、大きく動く可能性もあり、日韓にとっても正念場となりそうです。

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