牛乳や食用油など私たちの生活に欠かせないものの値上げが相次いだ去年。スーパーを取材すると、今年も値上がりがさらに広がり、長引きそうです。
アキダイ 秋葉弘道社長
「大手が(価格を)上げたところで、みんなそれに準じて(価格を)上げていこうというのが現状」
秋葉社長によると、値上がりの原因となってきた「円安」は落ち着きつつあるものの、大手企業につれて中小企業の値上げがこれから広がるため、値上げは続くということです。
それでは、いつまで値上がりは続くのでしょうか。
アキダイ 秋葉弘道社長
「バナナは大体、半年に一回ぐらいの価格交渉なので、その時期が来ないと(為替の影響は出ない)。今まで商社もだいぶ赤字だった。少しでも穴を埋めたいという気持ちもあると思う。私たちの手元に届く金額が安くなるのは、まだ先」
今年4月までに値上げが決まっている商品はすでに7000品目以上で、去年の同じ時期と比べ、1.5倍に上っています。いったん値上げをすると、コストが下がっても値下げをする企業は限られるとみられ、しばらく家計が圧迫される日々が続きそうです。

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