米インフレ指標は3月に伸びが加速したが、債券トレーダーの間では米連邦準備制度理事会(FRB)が年内1回の利下げを実施するとの見方が維持されている。

3月の米消費者物価指数(CPI)はイラン戦争に伴うガソリン価格の急騰を受け、大幅な伸びを記録した。

金利スワップ市場では同統計の発表前と比べると若干、可能性が低下したが、年内に0.25ポイントの利下げが行われるとの見方がなお約4分の1の確率で織り込まれている。

米国債相場は発表後に下落し、利回りは全ての年限で2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ほど上昇している。

ミシュラー・フィナンシャル・グループのマネジングディレクター、トム・ディガロマ氏は「今回のCPIデータは債券相場の支援材料とはならない。来月のインフレ指標は投資家とFRBにとって、さらなる頭痛の種となるだろう」と述べた。

ヌビーンのグローバル債券責任者、アンダース・パーソン氏は「停戦と交渉は市場にとり非常に重要だ」と指摘。原油価格の変動や「インフレへの潜在的影響、FRBによる利下げ、あるいは利上げの可能性」が市場に織り込まれる中で、年限短めの米国債は「よりボラティリティーの高い状態が続く」と予想した。

原題:Bond Traders Cling to Bets on a Fed Rate Cut This Year After CPI(抜粋)

--取材協力:Ye Xie、Miles J. Herszenhorn.

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