米石油大手コノコフィリップスは、ベネズエラでの掘削再開の可能性を評価するため、現地に調査チームを派遣した。同社は約20年前、ベネズエラの左派政権によって数十億ドル相当の資産を接収された。

世界有数の原油埋蔵量を誇るベネズエラでの現地調査を公表した米石油大手は、エクソンモービルに続いて2社目となる。

広報担当のデニス・ヌース氏は9日の発表資料で、今回の派遣の目的は、ベネズエラ「国内の石油・ガス事業の潜在的な機会をより深く理解すること」だとし、「当社の規律ある投資枠組みの一環として、ベネズエラを他の国際的な機会と比較検討し、評価していく」と説明した。

トランプ米大統領は今年初め、米掘削業者に対し、ベネズエラの石油産業復興への協力を呼びかけたが、コノコフィリップスのライアン・ランス最高経営責任者(CEO)は投資家に対し、約120億ドル(約1兆9100億円)相当の回収が最優先事項だと述べてきた。ベネズエラは2007年、外国資本参加の石油事業を国有化した。

エクソンモービルも当時のチャベス政権による資産接収を受けて撤退したが、2週間前にベネズエラでの投資機会を調査するチームを派遣したと明らかにしている。

エクソンの上流​部門責任者ダン・アマン氏は、先月開催されたエネルギーの国際会議「CERAウイーク」で、ベネズエラの原油生産を日量300万バレルまで回復させるには、長期にわたり「おそらく数億ドル」の投資が必要になるとの見方を示した。

ランス氏もこれまで、外国企業の投資を呼び込むには多くの条件整備が必要だと繰り返し指摘している。

同氏はCERAウイークでのイベントで、「われわれは建設的であろうと努めており、ベネズエラへの投資を促すために何が必要かを政権が検討するのを支援している」と説明した上で、資産の「一部を回収し始めるための道筋を見極める必要がある」と述べた。

原題:ConocoPhillips Sends Team to Venezuela to Evaluate Oil Prospects(抜粋)

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