4月第3週(13-17日)の債券市場は長期金利に上昇圧力がかかり続ける見込みだ。中東情勢の先行き不透明感に加え、日本銀行の早期利上げ観測が相場の重しになる。

◎ニッセイアセットマネジメント戦略運用部の三浦英一郎専門部長

  • 長期金利はさらなる上昇に向けて準備ができているように見える
  • 植田和男日銀総裁の「短中期ゾーン中心に実質金利ははっきりとしたマイナスで推移」という国会答弁は踏み込んだ印象で、利上げペースが加速するとの思惑が浮上している
  • 中東情勢が混迷を続ければ原油高によるインフレ懸念が強まるし、解決に向かえば日銀の利上げをより強く意識せざるを得ないため、いずれにしても金利には上昇圧力がかかる
  • 新発10年債利回り予想レンジ2.38-2.48%

◎全国信用協同組合連合会(全信組連)の山下周チーフエコノミスト

  • 海外中央銀行が原油高を受けてインフレ警戒を強める中で、利上げしなければ円安が加速するリスクがあるため、日銀は今月利上げすると考える方が自然
  • 利上げがあれば10年金利は若干上昇するが、超長期金利には安定材料になり、利回り曲線はフラット(平たん)化するだろう
  • 利上げが見送られれば、インフレ期待が高まり、日銀が後手に回るビハインド・ザ・カーブ懸念からスティープ(傾斜)化すると想定している
  • 新発10年債利回り予想2.35-2.45%

国債入札

日銀オペ

主な材料

  • 13日:日銀の植田総裁が信託協会であいさつ
  • 13日:国際通貨基金(IMF)と世界銀行が春季会合(ワシントン、18日まで)
  • 15日:米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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