カーライル・グループが運用する70億ドル規模のプライベートクレジットファンドは、第1四半期に投資家から持ち分の15.7%に相当する解約請求を受けた。

「カーライル・タクティカル・プライベート・クレジット・ファンド」は解約上限を5%に設定しており、実際の払い戻し額は請求の3分の1未満にとどまったことが、ブルームバーグが確認した投資家向け書簡で明らかになった。2024年12月時点の純資産価値(NAV)に基づくと、約7億5000万ドルの解約を求めた投資家が受け取ったのは約2億4000万ドルとなる。

今年に入り、ブルー・アウル・キャピタルやクリフウォーターなどの運用会社が手がけるプライベートクレジット商品から、投資家が数十億ドル規模の資金を引き揚げている。人工知能(AI)がソフトウエア企業のビジネスモデルに与える影響や、融資基準全般への懸念が強まり、1兆8000億ドル規模のプライベートクレジット市場に対する不安が高まっているためだ。

カーライルのファンドは、他の多くのファンドよりも解約申請の締め切りが遅かった。このため、他のファンドで資金が引き出せない状態にある投資家からの解約請求が集中しやすい状況にあったと、同社の担当者は説明している。

同ファンドのソフトウエア分野へのエクスポージャーは約12%だという。資産担保ファイナンスや直接融資、実物資産、流動性の高いクレジットなど幅広い分野に投資しており、保有資産は外部機関と内部評価を用いて日次で評価している。

原題:Carlyle Caps Private Credit Redemptions After Investors Seek 16%(抜粋)

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