アップルが初めて手がける折りたたみ式スマートフォンは、通常のiPhone発表時期に合わせて投入される見通しだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

新型iPhone「18 Pro」および「Pro Max」と同時に、9月に折りたたみモデルを発表する予定だという。iPhoneは通常、発表から1週間後に店頭販売が始まる。

これに先立ち、日経アジアは7日、折りたたみ式スマホがエンジニアリング試験段階で課題に直面しており、生産や出荷スケジュールが延期される恐れがあると伝えた。同報道を受けて折りたたみ式スマホの生産を巡る懸念が広がり、アップル株価は一時5%余り急落。その後、ブルームバーグの報道を受けて約2.7%安まで下げを縮めた。

関係者によると、新しいディスプレーや素材の複雑さから、当初の供給は数週間にわたり制限される可能性があるものの、アップルは現時点で、通常のモデルと同時期、もしくはごく近い時期に発売する計画を維持している。

もっとも、発売までなお6カ月あり、生産の本格化もこれからであるため、日程は確定していない。同社の広報担当者はコメントを控えた。

折りたたみ式iPhoneは競合製品と同様の設計となるが、いくつかの重要な強みを持つ見通しだ。アップルのエンジニアは、画面品質や全体的な耐久性といった折りたたみ式スマホにまつわる課題を解決したとみている。具体的には、開いた際のディスプレーの折り目を目立ちにくくすることなどが含まれる。

また、端末を横向きに開いた際には横長の表示となり、現行の折りたたみスマートフォンよりも動画視聴やゲームに適した仕様となる見込みだ。アプリがiPad向けのソフトウエアのように表示されるよう、iOSの更新も計画しているという。

一方、折りたたみ式の価格は2000ドル(約32万円)を超える見通しだ。高価格により一部の消費者の購入意欲をそぐ可能性はあるものの、アップルの平均販売価格を押し上げ、売上高を押し上げるとみられている。

原題:Apple’s Foldable iPhone Remains on Track for September Debut(抜粋)

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