東京証券取引所では恒例の大納会が行われ、岸田総理らが鐘を鳴らして今年の取引を締めくくりました。

日経平均株価は一時200円以上値上がりしたものの、その後上げ幅を縮め、前日に比べて83円高い、2万6094円で取引を終えました。これは去年の年末の終値を2697円下回っていて、前の年を下回るのは4年ぶりとなります。

日経平均株価は、1月に今年の高値となる2万9332円をつけたものの、▼ロシアによるウクライナ侵攻や、▼アメリカをはじめとする各国の中央銀行の大幅利上げなどに翻弄され、結局、今年1年ではおよそ3000円の下落となりました。

大納会で岸田総理は、「来年は新しい資本主義を本格起動させ、成長と分配の好循環を実現して新しい日本を切り開く」と話しました。