米シーフードレストランチェーンのレッドロブスターは、かつて同社を経営破綻に追い込んだ人気メニュー「エンドレスシュリンプ(エビ食べ放題)」を復活させる。新たな経営者は「外食史上最大のカムバック」を達成すると息巻いている。

公的に話す権限がないとして匿名で明かした複数の関係者によれば、レッドロブスターは今月にも期間限定で、エンドレスシュリンプを再スタートする計画だ。

Photographer: Ting Shen/Bloomberg

レッドロブスターは昔ながらの人気メニューで顧客を呼び戻し、成長に弾みを付ける戦略だ。消費者の選択の幅が広がり、同社のブランド力は低下している。過去のエンドレスシュリンプは常設メニューだったが、今回は期間限定としている。旧経営陣は2023年、これを常設メニューとし、これが破綻の大きな要因だったと関係者らは指摘する。

このメニューは常設化後、1四半期に1100万ドル(約17億6000万円)の損失につながり、同社の資金繰りが悪化した。同社破産に伴い経営を引き継いだ事業再編の専門家は当時、この決定が会社に「損害を与え」、「負担の重い供給義務」につながったと、裁判所に提出した文書で述べた。さらに2014年の不動産取引で高コストの賃貸契約を結んだことや、一連の判断ミスも破綻に拍車をかけた。

破産法の適用脱却から18カ月足らずで、同社は再び苦境に陥っている。2025年決算は赤字だった。破綻後に所有権を握った債権者グループは、538店舗ものチェーンが必要とする資金の拠出に慎重になっている。

現CEOのダモラ・アダモレクン氏は、若者をターゲットとする広告戦略でメディアでは話題を集めたが、店舗での売り上げ増につなげられていない。人気メニューを残しつつ、新メニューを取り入れたほか、ハッピーアワーも強化した。

アダモレクン氏はオーナーからの資金支援が再建の鍵だと繰り返し強調し、「投資に値する企業だと示すのが私の役割だ」と1月にブルームバーグ・ビジネスウィークのインタビューで語った。

原題:Red Lobster’s Endless Shrimp, Which Fueled Demise, Set to Return(抜粋)

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